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6次化商品のトマトゼリー販路を拡大 NJアグリサポート


週刊経済2021年2月16日発行

西鉄福岡駅構内の土産店などで

西日本鉄道グループで農産物の生産、加工、販売する㈱NJアグリサポート(三潴郡大木町、林田安弘社長)は1月23日、佐賀県三養基郡基山町で栽培するトマトの6次化商品ゼリーの販路を拡大した。
商品名は「基山まるごとトマト」。原材料はNJアグリサポートが生産した糖度7程度の中玉トマト「フルティカ」を使用。同社は、西日本鉄道㈱と佐賀県の包括連携協定に基づき、佐賀県の農業振興を目的に2017年から、基山町で先進的な環境制御型ハウスを活用したトマト栽培事業を進めており、持続的な農業ビジネスモデル確立に取り組んでいる。高品質のトマトの安定栽培に加え、農産物の付加価値を高めるため、基山町にある洋菓子店「あびによん」とトマトゼリーを共同開発。同店で販売しながら改良を続け、福岡地区への販路を拡大につなげたもの。販売店舗は、西鉄福岡駅コンコース内「西鉄縁線みやげ店」や西鉄グランドホテル内の「ル・プティパレ」、「あびによん」のほか、2月1日から基山町のふるさと納税返礼品としての取り扱いを開始。参考販売価格は1個370円(税抜)。同町の特産品化を目指し、西鉄グループのネットワークを活用するとともに基山町と連携し、商品のPRや販路拡大に務めていく。