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6次化ファンドでエコマルシェオニヅカに出資 西日本シティ銀行


ガーデニング店改装に3500万円

㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前3丁目、谷川浩道頭取)は9月19日、共同出資する「NCB九州6次化応援投資事業有限責任組合」(略称・NCB九州6次化応援ファンド)の第11号出資案件として、ガーデニング専門店運営などのエコマルシェオニヅカ㈱(朝倉郡筑前町東小田、鬼塚清明社長)に3500万円の出資することを決定した。

同社は野菜苗・花苗生産、卸売の㈲オニヅカバイオシステム(鬼塚清明社長)が出資し、資本金は7000万円(資本準備金を含む)。今回、オニヅカバイオシステムが運営するガーデニング専門店を承継し、ストアコンセプトの見直しと合わせて、ドライエディブルフラワーの加工品製造、地元産花きや野菜などの直売、カフェ運営に取り組む。オニヅカバイオシステムが生産する野菜苗・花苗の販路を拡大し農産物の付加価値向上に取り組むことや、地元の生産者が生産する農産物の直接販売に取り組み、地域農家全体の所得向上や地域の雇用拡大や産地形成を実現することを評価し、出資を決めた。エコマルシェオニヅカはガーデニング専門店のリニューアル資金に充てる。

同ファンドは㈱農林漁業成長産業化支援機構(東京都、光増安弘社長)との共同出資による、九州における1次産業事業者と2次・3次産業事業者との連携による新たな事業機会の創出や付加価値創造を目的としたファンド。同行と支援機構を有限責任組合員とし、同行連結子会社の㈱NCBリサーチ&コンサルティングが無限責任組合員となって運営・管理。ファンド総額は20億円。

2017年10月17日発行