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6月25日、大規模改装の複合施設が全面開業 玉屋


週刊経済2022年6月14日発行

総工費30億円、宗像初のドン・キホーテが出店

パチンコホール経営の㈱玉屋(福岡市中央区春吉3丁目、山喜多映一社長)が再開発を進めていた複合施設「トリアーダ宗像」(宗像市光岡)は6月25日、同市初出店となる「ドン・キホーテ宗像店」の開業で全館オープンする。
同施設は「玉屋宗像店」を中核とする複合商業施設として、同社が国道3号沿い、光岡交差点南側の約4万㎡の敷地を取得し1995年に開業(当時17テナントが入居)。娯楽、物販、飲食の提供ほか、様々なイベントを実施してきたが、老朽化が進んだことや防災拠点としての機能強化、テナントの活性化による集客力アップを目的に、2020年秋から約30億円を投じリニューアル工事を進めてきた。
21年4月には第1期として飲食、コンビニの既存3テナントのリニューアルと飲食2店舗が新規オープン。年末にはテナント3店舗の追加オープンと玉屋宗像店の外壁塗装やLEDビジョンのリプレイス工事を経て、今年3月には第2期としてスーパーの「フードウェイ」を含む7店舗がオープンしていた。テナント屋上には太陽光発電設備を設置するほか、40トンの受水槽、マンホールトイレを備え、災害時の避難所としての機能をもたせており、「地域の賑わい、防災拠点の両面から地域に貢献できる施設」(同社)として、ポストコロナ時代の新たな収益源の確立を目指す。完成後の施設の運営・管理は、開発を手掛ける大和リース㈱が受託する。グランドオープン当日は同所で開所式と宗像市との防災協定締結式を実施する。