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6月に「FSSC22000認証」取得 アキラHD
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週刊経済2023年7月25日発行号
長浜工場を対象範囲に
福岡市中央卸売市場鮮魚市場における仲卸地場大手㈱アキラ水産(福岡市中央区長浜3丁目、上田浩祐社長)などグループ6社の持ち株会社・㈱アキラホールディングス(同、安部泰宏代表取締役CEO)は、6月1日付で食品安全マネジメントシステムの国際規格「FSSC22000」認証を取得した。対象範囲は長浜工場。
同社グループでは水産資源の管理および環境配慮などの取り組みを証明する「水産エコラベル」認証取得に向けた手続きを進めており、その一環として2006年に九州の鮮魚仲卸として初めて「ISO9001認証」を取得。さらに、21年9月には㈱アキラ水産、㈱コウトク水産(同、﨑山勝喜社長)、㈱安部水産(同、安部彰一社長)、㈱一心(同、安部公子社長)、㈱四季海鱻(しきかいせん:同、西村研吾社長)の関連5社で食品安全マネジメントシステム「ISO22000」認証を取得している。長浜工場ではすでに水産養殖管理協議会(ASC)、流通管理(COC)に関する認証を取得しており、今回、COC認証の要求事項が追加されたことから、食品衛生管理システムの国際規格「HACCP(ハサップ)」の上位版に位置付けられる「FSSC22000」取得を計画。昨年8月、一般社団法人日本能率協会に申請し、今回の取得となった。
認証取得後は、鮮魚および水産加工品に対するブランド化戦略の強化、取引先に対する信頼度向上を図る方針。同社では「将来的には、博多から直接、福岡ブランドの水産物を輸出していくのが目標。今後も食品安全の取り組みは当然ながら、独自の販路開拓など新たな魚食ツールの在り方と付加価値を創造していきたい」と話している。