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6月、粕屋郡篠栗町に幼児教育施設 大阪府の学栄 日常生活に英語を導入


 大阪府の株式会社学栄(大阪府西江戸堀三丁目、萩原吉博社長)は六月中旬、粕屋郡篠栗町に英語を日用語としたプレスクールを開設する。
 日用語を英語と定めて、二歳から六歳までの幼児期に英語に慣れさせながら、幼児教育をおこなう。現在東京に二校を展開しているが福岡では初の開校で、今回はFC方式での運営となる。名称は「イングリッシュスクールイマジンジャパン篠栗ドリーム児童園」(柳川武士オーナー)。場所は粕屋郡篠栗町大字尾仲で、柳川園長の自宅を一千万円をかけて教育施設に改装する。敷地面積は約百四十平方メートル、園児の定員は二十人、入園料が十万円、月額八万一千円となっている。
 「イングリッシュスクールイマジンジャパン」グループでは、ネイティブレベルの英語力を持つ保育士が園児の保育にあたり、保育時間内に、言葉の基本、算数の基本、一般常識などの教育を行う。また講師陣は同社が提携しているオールセインツ校をはじめとしたオーストラリアや、ニュージーランドの教育機関から、ネイティブの講師が園の規模により数名派遣される。初年度売上高は三千四百万円を見込んでいる。また、今後一年間で福岡県下に、直営およびFCで約十校の新規開校を目指している。
 同社は「当校では英語を日用語として使うことで、吸収の早い幼児期 に無理なく英語への理解を促しながら、幼児期に身に付けておくべきしつけにも重点をおいている。あくまで英語はツールのひとつであって、子供自身のためになる幼児教育に重点をおいている。今後も新しい幼児教育の形態をとる同スクールを福岡各地に広めていきたい。」と話している。
 同社は一九八八年四月創業・設立、資本金は一億三千万円、従業員数は二百五十二人。「保育所ちびっこランド」を全国に五百三十教室を展開している。関連会社にパソコン教室専門の株式会社スプレッド社(大阪市西区江戸堀三丁目)などがある。FC加盟についての問い合わせについては(〇九二・五一三・一六〇一)まで。

2004.3.16 発行 週刊経済より