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6億円かけ春日市の商業施設リニューアル 東京の大和情報サービス
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週刊経済2021年7月6日発行
施設の年商目標は100億円
大和ハウス工業の100%子会社で、商業施設デベロッパーの大和情報サービス㈱(東京都千代田区、藤田勝幸社長)は6月25日、春日市春日5丁目の商業施設をリニューアルオープンした。投資額は6億円。
スーパーマーケット運営の西友(東京都)が、1997年に「ザ・モール春日」(昨年10月末に閉館)として開業。同年11月から大和情報サービスに運営・管理業務が移管されており、5カ月間のリニューアル工事を経て同社が展開する商業施設ブランドを採用した「アクロスモール春日」として開業した。
アクロスモール春日は4階建てで延べ床面積5万6608㎡。九州初開業で全国5棟目となる。1階、2階の入居テナントは計61店舗(全店舗の合計面積は2万6816㎡)、37の既存店に加え、24の新規テナントが出店した。施設の核テナントで4月末に先行開店したスーパーマーケットの「SUNNY春日店」、家電量販店の「エディオン」、インテリア雑貨販売の「ニトリデコホーム」、西鉄グループで雑貨店運営の「インキューブ」、リユースショップの「ポスポスマルシェ200」、化粧品ショップの「コスムラ」などが春日市初出店となった。施設の商圏は4キロ圏内で、メイン来客層は30歳代から40歳代のファミリー層に設定している。同社では「リニューアルを通して、施設の魅力を一層向上させたい。当面の年商は100億円を目指していく」と話している。 同社は1986年1月設立。資本金2億円。商業施設などの開発や運営、賃貸などが主力事業。2020年3月期の業績は売上高が821億円、経常利益が98億円を計上している。