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5Gの社会実装に向けた取り組みでDXを推進 NTTドコモと大分県
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週刊経済2021年7月27日発行
連携協定の成果を踏まえて新展開
㈱NTTドコモ(東京都、井伊基之社長)と大分県(広瀬勝貞県知事)は今年度から、5G(第5世代移動通信システム)の社会実装に向けた取り組みなどを通じて同県におけるDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進していく。
両者は2019年7月に「連携と協働に関する協定」を結び、さまざまな取り組みを進めてきた。今回、締結以降に蓄積した成果を踏まえてDX推進を図る。主な取り組みは①5Gの社会実装に向けた取り組み=社会福祉法人太陽の家(別府市)と㈱オリィ研究所(東京都)との連携による障がいのある人の就労支援事例創出に向けた環境整備(太陽の家、分身ロボットカフェの5Gエリア化)および水平展開。②産業振興を目的とした5G等の先端技術の活用=県内コワーキングスペースへの5G利用環境構築。③次世代を担う人材育成=県内大学生を対象とした5G利活用アイデアソンの開催(検討時に使用するデジタルツールの運用)。④県内地域住民(高齢者、低年齢層)へのデジタル推進支援=ドコモショップを活用したデジタルデバイド解消に向けた取り組みおよびその他DX推進に関わる取り組みなど。両者は「この4項目を軸に、今後も一層の連携を強化していきたい」としている。