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50億円投じ主力の関東工場を拡張 ダイショー


週刊経済2024年5月8日発行号

25年8月の稼働目指す

大手調味料メーカー㈱ダイショー(福岡市東区松田1丁目、松本俊一社長)は、約50億円を投じ関東工場(茨城県小美玉市)を増築する。5月中の着工、2025年8月の稼働を予定している。
基幹工場の一つとして東日本エリアへの供給を担ってきた同工場だが、主力製品である鍋スープの製造ラインが設置から15年が経過し、設備の経年変化と狭隘化が進んでいることから生産体制を整備・増強。同エリアのさらなる市場開拓に備え供給能力をアップする。
増築する製造棟は2階建てで、延べ床面積は8830㎡。生産量は最大11千トンで、完成すれば同工場液体製造ラインは現在の1・5倍に拡大する。同社では「調合調味料メーカーとして今後も製造能力の拡大と鍋スープを中心とした販売の持続的成長を図り、業績伸展と企業価値の一層の向上を実現していきたい」としている。
関東工場は1989年9月開設。焼肉のたれ、鍋スープ、粉末調味料などを製造している。