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5階建て新校舎が完成  西部ガスグループのスピリッツオブマイスター


7月から授業開始

西部ガスの百%子会社で調理職人養成校運営の㈱スピリッツオブマイスター(同市南区高宮5丁目、中村一善社長)が同区大橋3丁目に建設していた5階建て新校舎がこのほど完成し、7月1日から授業を始めた。
場所は国道385号の大橋交差点そば、戸谷調理師専修学校の跡地で、延べ床面積は約670㎡。1~3階が教室とプロ仕様の最新調理設備(業務用厨房機器11台など)を備えた調理室、4~5階が女子寮。これまで以上に充実した環境下で学ぶことができるほか、入学希望者が増加する中、より多くの生徒を受け入れることが可能になった。同校は飲食業界における若手人材不足の解決策のため、座学だけではなく実地訓練を重視した料理学校。在学期間中に福岡の著名なホテルや専門店を中心にインターン研修をすることで、就業率の高さや就業後の離職率の低下に繋がる意欲的な人材を輩出している。
西部ガスは、飲食等サービス業を担う人材育成の基盤づくりや「食」業界でのネットワーク構築を図ることで、エネルギー事業とのシナジー効果創出を目的として2019年4月、同社の全株式を取得して子会社化した。同グループでは「今後も飲食サービス業を担う人材育成に貢献するとともに、食関連業界でのネットワーク構築を図り、ガス事業との親和性が高い『食』事業の発展に貢献したい」と話している。
スピリッツオブマイスターは2010年10月設立。資本金は300万円。主業務は料理技術職人の育成事業。

2020年7月7日発行