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5階建ての急性期診療棟を開院 産業医科大学
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週刊経済2023年8月8日発行号
投資額は約200億円
学校法人産業医科大学(北九州市八幡西区医生ヶ丘、生田正之理事長)は8月17日、同所にある産業医科大学病院(田中文啓院長)に5階建ての急性期診療棟を開院する。投資額は約200億円。
老朽化に伴う立て直し計画の一環。本院に従来12室あった手術室は新病棟に移し17室に増設。高機能医療に対応する設備を完備し、がんや循環器疾患など重大な病気を抱えた患者の症状が安定するまでの短期間、集中した治療やケアを提供する。同棟は南別館東隣で、建築面積5425㎡、延べ床面積約2万2千㎡。病床数はICUや産科専用病床含む計205床。1階に救急対応の急性期エントランスセンターや産業医を養成するための学生向け実習室、両立支援室(仕事と治療の両立支援)、2階に急性期女性病棟や総合周産期母子医療センター、3階に手術室17室とICU、4階に病棟やリハビリ室、スタッフ用リフレッシュルーム、5階に急性期病棟の病室などを配置。手術室17室のうち2室は、CTや血管造影など検査機器を設置し検査からタイムラグなく手術できる「ハイブリット手術室」となっている。
同院は1979年7月に開設。内科、精神科、脳神経内科、呼吸器内科など22科目を診療。