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5月期は22・8%増収、経常黒字化  五洋食品産業    今期利益2倍を見込む


 冷凍洋菓子製造販売の五洋食品産業株式会社(糸島市多久、舛田圭良社長)の2015年5月期決算は売上高が前期比22・8%増の16億3900万円、経常利益が3900万円で前期の4200万円の赤字から黒字回復した。
 新商品51品、36品をリニューアルし、生産設備を一部更新したことで生産能力の底上げを推し進めた結果、大手外食チェーンからの受注拡大、輸出においてもアメリカ、タイ、香港での取引が増え売り上げをけん引した。利益面においても、これまでアウトソースしていた業務を自前でするなど、コスト削減、スリム化を図り黒字化に成功した。舛田社長は「工場の稼働時間を延長して増産体制にし、売上の拡大を優先的に図った。損益分岐点の14億円を超えたので、今後は市場開拓に尽力する」と話しており、今期売上高は前期比17・6%増の19億2700万円、経常利益は同2倍の8800万円を見込んでいる。