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5月中旬に新物流施設の第1期工事を着工   ニシヒロ   2階建て、延床面積約8300平方メートル


 陸上貨物運送業の株式会社ニシヒロ(福岡市東区蒲田二丁目、西尾史郎社長)は、昨年十月末に購入した久山町久原から福岡市東区蒲田四丁目にまたがる約二万平方メートルの土地に、五月中旬から物流施設の第一期工事に着手した。完成は十月末の予定。
 この施設は、同社が〇二年四月から本格的にスタートした、トラックの空きスペースに荷物を積み合わせ、路線便に比べて安価で運ぶ「ダイエット便」の物流拠点として活用する。五月に着工する第一期工事では、建築面積四千平方メートル、二階建て延べ床面積約八千三百平方メートルの物流施設を建設。また、一部は特定の荷主の倉庫機能にする計画で、現在、数社の荷主とも契約を進めている。
 また、二期工事では、建築面積約一万平方メートル、延べ床面積約一万~二万平方メートル程度の施設を予定。二階建てを予定しているが、需要次第では三階建ても検討するなど、今後、計画を立てていく。
 西尾社長は「ダイエット便は、今も先行投資が続いているが、実績は二ケタの伸びを示している。営業開拓も強化し、昨年は六十件の新規開拓ができた。今年も五十件を目指していく」と話している。
 同社は一九六七年に西廣運送有限会社として設立。九六年九月に株式会社に組織変更をするとともに、現社名に変更。〇五年三月期は「ダイエット 便」効果などで、売上高が四十六億二千五百万円(前期比一八%増)と十期連続の二ケタの増収だった。今年はさらに、五十七億円になる見込みで、〇七年には六十億円を目指している。

2005.4.19 発行 週刊経済より