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5月の市内オフィス空室率は2・60%   三幸エステート調べ


2カ月連続で低下

賃貸オフィス仲介の三幸エステート㈱(東京都中央区銀座、種田充博社長)調べによると、5月の市内オフィス空室率は前月比0・08ポイント減の2・60%で、2カ月連続で低下した。
規模別では、基準階貸付面積が200坪以上の大規模ビルが前月比0・1ポイント減の1・4%、100坪以上200坪未満の大型ビルが同0・2ポイント減の1・7%、50坪以上100坪未満の中型ビルは同0・5ポイント増の4・9%だった。主要エリア別では、博多駅前が前月から変わらず1・6%、呉服町が前月比0・3ポイント減の1・8%、天神が同0・2ポイント減の2・2%で、天神は統計開始(95年1月)以来の最低値を更新した。募集賃料は前月から21円低下し坪当たり1万634円となった。全体の募集賃料はわずかに低下したものの、募集賃料と継続賃料の値上げ傾向は続いている。
同社福岡支店では「既存ビルだけではなく、建築中ビルにも複数の申し込みが集まるひっ迫した状況が続いており、特に天神エリアでの品薄感が強い。今後は天神エリアで再開発が進む予定だが、移転の受け皿となるビルが少ないため、再開発のスケジュールに影響が出ないか懸念が広がり始めている」と分析している。

2018年6月26日発行