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5月の市内オフィス空室率は2・1%  三幸エステート調べ


賃料は9カ月連続で上昇

賃貸オフィス仲介の三幸エステート㈱(東京都中央区銀座、武井重夫社長)調べによると、5月の市内オフィス空室率は前月比0・02ポイント増の2・1%だった。2%台前半で、引き締まった需給バランスが続いている。
規模別では、基準階貸付面積が200坪以上の大規模ビルが前月比0・1ポイント増の1・2%、100坪以上200坪未満の大型ビルが同0・2ポイント減の1・2%、50坪以上100坪未満の中型ビルが同0・1ポイント増の3・2%。主要エリア別では、博多駅前が前月比0・1ポイント増の1・3%、呉服町が同0・2ポイント増の2・4%、天神が同0・1ポイント増の1・7%と、主要3エリアで上昇した。募集賃料は前月比329円増の坪当たり1万3369円で、9カ月連続の上昇。
福岡支店では「新型コロナウイルスの影響で、旅行代理店や外資系航空会社といった業種で事務所を縮小・解約する事例が見られた。規模、件数ともに限定的なため、貸し手優位なマーケットに変わりはない」と分析している。

2020年7月7日発行