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5年後めどにうどん店を100店舗体制へ 昭和食品工業 売上高は100億円突破を目指す
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うどん・ラーメンなどの飲食店を経営する昭和食品工業株式会社(福岡市東区箱崎四丁目、澄川誠社長)は、五年後をめどにうどんチェーン店「小麦冶(こむぎや)」を百店舗体制、売上高百億円突破を目指す。
同社は現在、箱崎店(同区箱崎)、大野城店(大野城市)の二店舗を出店。十二月に松崎店(同区若宮)をオープンし、〇五年は十店舗の出店を計画している。〇四年までに発注システム、稼動計画システムのソフトを導入し、約六十店対応の製造能力を持つ自動化製麺ラインや研修センターを新設、生産・管理体制を整えている。
小麦冶は、「かけうどん」が百四十円、最も高い「スペシャルうどん」でも四百九十円という低価格が特徴。めんは独自の製法で、直営の製めん工場で作っている。
澄川社長は「今後は『小麦冶』を核事業とし、人材確保や育成にも力を入れていく。そしてより多くの人に美味しいうどんを低価格で楽しんでもらいたい」と話している。
福岡市東区若宮に3店舗目となる直営うどん店
また、同社は昨年十二月十四日、福岡市東区若宮に三店舗目となる直営うどん店をオープンした。
これは多店舗展開の一環として出店したもので、店名は「釜揚げうどん小麦冶 松崎店」。場所は同区若宮五丁目の「若宮入口」交差点近く。店舗面積は約二百平方メートルで、客席数は八十二席。メニューはかけうどんや丸天うどん、スタミナうどんなど約二十アイテムを取りそろえる。客単価は約三百七十円で、月商八百万円を見込んでいる。営業時間は午前十一時から午前〇時までで、年中無休。
同社は一九六九年九月設立。資本金は三千百六十万円。売上高は十三億五千六百万円(〇四年十月)。従業員は二百七十二人(パート、アルバイトを含む)。
澄川社長は福岡県出身。一九六〇年十月十四日生まれの四十四歳。東 海大学海洋学部海洋資源学科卒。趣味は読書。
2004.12.21 発行 週刊経済より