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5億円超かけ新工場建設 三友機器 県内で用地検討中
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食品包装、畜産環境プラント設計施工の三友機器株式会社(福岡市中央区大手門1丁目、河内旭会長)は来年をめどに、県内に新工場を建設する。投資額は5億~10億円になる見込み。
同社が近年販売を伸ばしている家畜ふん尿や汚泥などの有機物を急速堆肥化するプラント「コンポ富士」の製造工場。同製品は1台あたりの価格で2000万~3000万円で販売しているが、昨年度は43台、今期は80台の納品を予定しており、今後は量産体制を整える。2014年に久山町に建設したボトルメーカー向けの特殊車両製造工場の機能も移管し、新工場に2つの生産機能を持たせる。
現久山工場は、将来的に食品包装の仕様に変更、稼働させる予定。新工場の場所は現在探しており、県内の交通アクセスが良い立地で1万平方m程度を予定している。河内会長は「富士コンボは来年100台販売を目指しており、量産体制が急務。特殊車両も単体で12億円程度の売り上げに成長したので、新工場でさらに飛躍させたい」と話している。
同社は1975年11月設立。資本金は5000万円。従業員は117人。売上高は前年比2割増の110億円(16年12月期見込み)。
河内会長は1946年1月9日生まれの70歳。熊本県山鹿市出身。趣味はゴルフ。