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5億円かけ本社、工場など建設 室町ケミカル    7月着工、来年6月完成


 医薬品、化学薬品メーカーの室町ケミカル株式会社(大牟田市新勝立町1丁目、村山哲朗社長)は、7月から、本社事務所や新工場などの建設に着手する。総工費は5億円で、来年6月に完成する。
 新本社は、現本社事務所東側の近隣地1万2000平方mの土地を取得し、建設する。建物は2階建てで延べ床面積は1900平方m。1階が営業課、2階が総務、経理課となる。本社前には従業員用の駐車場150台分を設ける。9月からは、現本社敷地内の医薬品原薬などを製造する医薬品棟向かいに医薬品第2工場を建設する。建物は2階建てで延べ床面積は800平方m。10月からは、子会社で健康食品の企画、販売の天洋社薬品株式会社のゼリー製造工場内に第4、5ラインを増設し、年明けの操業を目指す。また、現本社事務所は2階にあった試験、研究専用の試験質が手狭になったため、新本社完成後、試験専用棟として利用する。設備投資後、総敷地面積は1万8500平方mから1・6倍の3万500平方mになる。村山社長は「中長期計画を前倒しで達成しているが、まだまだ成功した立場だとは思っていない。これからはしっかりと足固めをし、社員教育と組織づくりに注力していく」と話している。
 同社は1947年7月設立。資本金6000万円。従業員数310人(パート含む)。村山社長は福岡市出身、1953年4月18日生まれの55歳、福岡大学薬学部卒。趣味はゴルフ、読書、スキー。