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5・5億円かけ太宰府市に新工場建設  石村萬盛堂    11月稼働、3年後に物販・飲食施設も併設へ


 菓子製造・販売業の株式会社石村萬盛堂(福岡市博多区須崎町、石村悟社長))は、現在、太宰府市内山に総工費約5億5000万円をかけ新工場を建設している。完成は9月末で、11月からの本格稼働を目指す。
 既存の太宰府工場(同市北谷)の老朽化に伴い拡張移転するもの。場所は県道35号沿い、株式会社宮崎太宰府リサイクルセンター向かい。敷地面積は約1万3580平方m、工場は平屋建てで、建築面積が約1320平方mで現太宰府工場の約1・6倍。生産能力は同工場の約3倍となる。主力商品の「鶴乃子」をはじめとしたマシュマロ関連商品の製造に加え、初めて製あんラインも導入し、これまで外注していた同部門の内製化を図る。また同社では、3年後をめどに工場に隣接する約1000平方mの用地に、観光売店、レストランなどで構成する新施設の開業も計画。今後は工場の稼働状況を見ながら、早ければ来年度中にも同施設の建設に着手する。石村社長は「高い集客を誇る国立博物館に近い立地。博物館との相乗効果で新たな観光の目玉となるような魅力ある施設にしたい」と話している。