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4階建て緩和ケア病棟を新設 那珂川病院 完成は06年5月を予定


 医療法人喜悦会那珂川病院(福岡市南区向新町二丁目、下川敏弘院長)は、地上四階建ての緩和ケア病棟の新設とリニューアルを開始し〇六年五月の完成を予定している。
 これは緩和ケア病棟の新設とともに、既存の一般病床と療養型病床を大幅に変更するもの。敷地面積は四千八百平方メートルから六千四百四十平方メートルへ、延床面積は九千三百平方メートルから一万二千二百平方メートルへ増築する。従来の一般病床百二十二床、療養病床四十床を増築後は一般病床九十六床、緩和ケア病床二十床、回復期リハビリ病床四十六床に再分割し、看護師スタッフ十人を増員する。なお、一階部分には外来で抗がん剤を投与する化学療法室を設置、二階部分に設置する透析用病床も十八床から三十床に増床する。下川院長は「特に最近は病院経営が難しい時代になってきた。今回の増築では緩和ケア病棟、回復期リハビリ病床の増設など、可能な限り様々な患者様に対応できる体制を目指したい」と話している。
 同院は一九五九年四月開業、診療科目は内科、外科、消化器科、循環器科、脳神経外科、整形外科、放射線科、リハビリテーション科、泌尿器科、肛門科。病床数は一般百二十二床、療養型病床四十床の合計百六十二床、スタッフ数は二百十人。
 下川院長は筑後市和泉東出身、一九五七年五月六日生まれの四十七歳、山口大学医学部卒業、趣味はサッカー鑑賞、映画鑑賞。

2004.8.17 発行 週刊経済より