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4社共同でタクシー電動化プロジェクト開始 第一交通産業など


週刊経済2022年2月8日発行

福岡地区にEVタクシー導入

第一交通産業㈱(北九州市小倉北区馬借2丁目、田中亮一郎社長)は3社と共同でタクシー電動化プロジェクトを開始し、1月20日に第一弾として福岡地区にEVタクシーを導入した。
プロジェクトには同社のほか、住友商事㈱(東京都千代田区大手町2丁目、兵頭誠之社長)、住友商事九州㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、髙橋和之社長)、九州電力㈱(同市中央区渡辺通2丁目、池辺和弘社長)が参画。4社は、福岡市東区香椎照葉3丁目の第一交通アイランドシティ営業所にEVタクシー1台と充電器を共同で導入した。福岡地区での運行を通じて、走行距離などの経済性、充電時間や電池の状態などの性能面、環境負荷などを分析し、EVタクシーに最適な充電・運行マネジメントシステムの構築を図る。また、将来的な再生可能エネルギーの導入や削減した二酸化炭素のクレジット化にも取り組むことで、全国で持続可能な環境配慮型タクシー事業の実現を目指す。第一交通産業では、来年3月までに全国で約百台のEVタクシーの導入を目指し、同取り組みから得られるデータから走行距離、充電時間、経済コスト、環境負荷などを総合的に分析。そのノウハウをもとに充電・運行マネジメント上の課題を克服し、全国のタクシー営業所にEV車の導入を進めていく考え。