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4月開業の「ららぽーと福岡」に新業態 西鉄ストア


週刊経済2022年3月29日発行

スーパー67店舗目

「レガネット」をはじめとするスーパーマーケット66店舗、酒販店「あんくるふじや」25店舗、飲食店22店舗を展開する㈱西鉄ストア(筑紫野市針摺中央2丁目、秋澤壮一社長)は、4月25日に開業する大型商業施設「ららぽーと福岡」(福岡市博多区那珂6丁目)1階に新業態「レガネット DAILY ENTERTAINMENT SQUARE」をオープンする。
「レガネット」ブランドは規模別に展開しており、300坪から500坪の大型店が「レガネット」、200坪ほどの中型店が「レガネットマルシェ」、100坪ほどの都心・小型店が「レガネットキュート」。今回の新店舗の規模は約1820㎡(550坪)で、大型店と同規模となる。特徴は生鮮売り場への専門店の誘致で、青果・精肉・鮮魚・総菜の4部門で専門店を導入し、それぞれの専門性を高める。総菜は地元色のあるメニューや味を得意とする地場の弁当・総菜店が手掛ける。直営で展開する売り場では、コロナ禍以降の内食増加や「こだわり」志向を受けて、基礎調味料やだしなどの取り扱いを強化。西鉄グループならではの品ぞろえにも取り組み、西鉄沿線の名産品などを集める「沿線味めぐり」コーナーを設けるほか、西鉄グループホテルのシェフの協力によるオリジナルスイーツを開発、販売する。さらに、グループの雑貨館インキューブの取り扱い商品、西鉄バスオリジナルグッズなど、これまで同社スーパーでは取り扱っていなかった分野にも幅を広げるという。また、ファミリー層が多く来館することを見据え、店内にはバスの運転席を再現したスペースを設置。運転席では、子ども向けに運転手の制服を貸し出し、撮影スポットとしても提供する。
同社では「エリアのスーパーの相場価格を踏まえ、お買い得感を出しつつも、価格競争ではなくさまざまな付加価値で差別化を図っていく。リアル店舗ならではの買い物体験を通じて『食のエンターテインメント』を提供し、地元のお客さまはもちろん、広域のお客さまにも楽しんでいただける、九州ナンバーワンの売り場を目指したい」と話している。