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4月から沖縄で電気コミュニティーバスの運行開始 第一交通産業
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週刊経済2022年2月1日発行
バッテリーを長寿命化した軽量バス
第一交通産業㈱(北九州市小倉北区馬借2丁目、田中亮一郎社長)は電気コミュニティーバスを導入し、4月から沖縄県内で路線バスの運行を始める。
同市若松区白山1丁目の商用電気自動車製造販売の㈱EVモーターズ・ジャパン(佐藤浩之社長、以下EVMJ)製の車両を導入し、第一交通産業の子会社・那覇バス㈱(沖縄県豊見城市泉崎1丁目)が当初2台で運行を開始。順次台数を増やす方針で、このため沖縄地区のグループの整備工場をEV対応型に整備する。導入する車両は全長6・99m×全幅2・1m×全高3・02m。車両重量は5・75tで、車両総重量は7・9t。ボディーにはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を採用して同サイズのEVバスに比べ400~500㎏軽量化している。最高速度は時速80㎞で、航続距離は230㎞。リチウムイオンバッテリーを使用し、独自開発のインバーターを搭載することでバッテリーのピーク発生を制御する仕組み。一充電当たりの航続距離を延ばし、バッテリー劣化を抑えて長寿命化を実現したという
EVMJでは北九市内に組立工場を建設する計画で、商用EV車の量産を図る。両社は協力体制を整え、全国を対象にバス・タクシーなどの公共交通機関に広げていく方針。また、EV促進の第2弾として北九州市内を中心に第一交通産業グループが運行する乗り合いタクシーのEV化を進める考え。