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4月から九州内で高圧新電力展開  東京都のウエスト電力    基本料単価を一定割引


 新電力会社の株式会社ウエスト電力(東京都、荒木健二社長)は、4月から県内を含む九州内で高圧向け新電力事業を展開する。
 同社では、高圧向けの電力供給を東京電力、関西電力、中部電力管内で展開。4月から規模を拡大し、九州電力、中部電力管内での供給を開始する。主なターゲットは、工場やオフィス、娯楽施設などの法人。県内では、ウエストグループで太陽光発電所の施工、販売などの株式会社ウエストエネルギーソリューション(同、恩田英久社長)が代理店となり、福岡支店(福岡市博多区博多駅前2丁目)を拠点に展開していく。料金プランなどは顧客の平均使用電力量によって異なるが、九電の契約プランと比較すると、基本料単価を一定割引し、従量料金単価は据え置く方針。同社では「代理店が提供する、電気使用量を削減するサービスも並行して実施していきたい」と話している。
 同社は2014年9月設立。資本金は5000万円。今年4月に解禁される低圧向け電力の供給への参入については、現在検討している。
 グループを統括する株式会社ウエストホールディングス(東京都、永島歳久社長)は1981年10月創業。2006年3月設立。資本金は20億2091万円。従業員数はグループ全体で477人。2016年8月期の連結売上高は463億4600万円。連結経常利益は54億5200万円。ジャスダック上場。