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4億9000万円かけ香椎花園を大改装  西日本鉄道    人気キャラクター「シルバニアファミリー館」核に


 西日本鉄道株式会社(福岡市中央区天神1丁目、竹島和幸社長)は、総投資額4億9000万円をかけて花と緑の遊園地「香椎花園」(同市東区香住ヶ丘7丁目)を人気キャラクター人形「シルバニアファミリー」の世界を体験できる館を核に再整備し、「かしいかえん~シルバニアガーデン~」として、来年3月7日に新装オープンする。
 同園はピーク時には年間60万人を集客していたが、07年度の入場者数は24万4000人と減少傾向にあった。改装後の09年度は35万人の入場を見込み、集客力向上で年間約1億円発生している赤字を解消する考え。シルバニアファミリーは、株式会社エポック社が1985年から展開している森の動物たちをモチーフに擬人化したキャラクターで、その世界をテーマにした遊園地は西日本初となる。リニューアルは、エポック社監修のもと、シルバニアファミリーの世界を等身大で再現。園内には、オリジナルメニューを提供するレストラン“シルバニア森のキッチン(仮称)”や、コスチュームを着てキャラクターと一緒に写真撮影ができる“森の洋服屋さん(仮称)”を設置する。そのほか、人気ハウスの「あかりの灯る大きなお家」の外観や家具を忠実に再現するなど、さまざまな演出を施す。また園内の催事館には、九州初進出となる東映株式会社の体験型パビリオン「ヒーローチャレンジパーク」を同時オープン。あこがれのヒーローになりきって様々な体験ができるコーナーなど親子で楽しめる施設にする。
 香椎花園は、西鉄の前身会社の1つ、博多湾鉄道汽船株式会社が1938(昭和13)年に香椎チューリップ園として開業。総面積12万平方メートルの敷地内に四季折々の草花が咲き誇る「花と緑の遊園地」をコンセプトとしていた。