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4億円投じ群馬県伊勢崎市に製造工場 モロフジ 9月着工予定
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包装資材メーカーの株式会社モロフジ(筑紫野市武蔵3丁目、諸藤俊郎社長)は4億円を投じ、群馬県伊勢崎市に製造工場を新設する。今年9月着工、来年4月の稼働予定。
関東エリアでの顧客が増えてきたことを背景に、製造工場の新設で業務効率化を図る。また、既存の熊本工場以外に製造拠点を設けることでリスク分散を図ることが狙い。
場所は群馬県伊勢崎市赤堀今井町の「グルメデリカ群馬工場」そば。敷地面積は6000平方m。新工場は平屋建てで、延べ床面積は3300平方mを計画している。袋を製造する機械「製袋機(せいたいき)」を5台新規導入し、スタッフは現地雇用含めて13人配置する。新工場ではポリエチレンを使用した従来製品のほか、ペットボトルに付随するおまけ商品などが入った袋や、シャンプー・リンスが入った手提げ袋といった販促用の袋を、透明度の高いポリプロピレンを使用して製造する。業界では1万枚単位からの受注が一般的だが、同社では1000枚の小ロットから注文を受け付ける。諸藤社長は「新たな製造工場の開設で、関東圏のお客さまへの商品製造、配送を強化していきたい」と話している。
同社は1989年2月設立。資本金1000万円。熊本工場のほか、東京、大阪、ベトナムに拠点を構える。従業員は38人、グループ全体で約150人。16年8月期売上高は24億円、グループ全体で40億円。
諸藤社長はみやま市瀬高町生まれ、太宰府市出身。1977年4月21日生まれの39歳。東京都立大学(現・首都大学東京)経済学部卒。趣味はキャンプ、テニス。