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4億円かけ北九州市若松区安屋にグランピング施設 西小倉運輸


週刊経済2023年5月16日発行号

初年度目標売上高は1億円

運送業の西小倉運輸㈱(北九州市小倉北区西港町、下川雅夫社長)は4月26日、同市若松区安屋にグランピング施設をオープンした。総事業費は4億円。  昨今のグランピング施設の需要の高まりに合わせ、異業種に参入したもの。施設名は「TOMORROW COAST」。場所は北九州市営バス停「後」北側。敷地面積は約5万㎡。アメリカの西海岸をコンセプトに、ファミリーや大学生、カップル、シニア層など幅広く取り込んでいく。宿泊はトレーラーハウスタイプで、部屋タイプはビーチサイド10部屋(1泊1人1万10円~)とサンセットビーチ10部屋(1泊1人9030円~)など。ほかにもアウトドア用のフリーサイトスペースやBBQ場、バーなどを設けた。スタッフは30人。初年度目標売上高は1億円。  下川雅夫代表取締役会長は「ドローン物流の実験場所としての活用も予定している。この場から若松の良さを広めていくため、地元の人との連携も進め、地産地消の食材も提供していきたい」と話している。  同社は1958年9月設立。資本金8千万円、従業員90人。2022年8月期の売上高は8億2千万円。