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4億円かけて中央区高砂1丁目に居酒屋を出店 リアン 将来的には本社用地としても想定


 ピザ・パスタ店などを展開する株式会社リアン(福岡市南区片江一丁目、伊藤洋社長)は、中央区高砂一丁目に居酒屋を出店した。将来的な本社移転なども想定して土地を取得しており、総投資額は四億円。
 場所は城南線沿いで「電気ビル別館」の向かい、「らーめん亀松」跡地。敷地面積は三百六十三平方メートル。当初は居酒屋と「らーめん筑後屋」の複合店舗を予定していたが、計画を変更し居酒屋単独での出店となった。同社ではこれまで土地を借り上げての出店が中心だが、伊藤社長は「立地条件が良いので、今回は将来的な本社移転も想定して土地を購入した」と話している。
 居酒屋「火華(かっか)別嬪さん」は同社初の居酒屋形式の店舗。すでに七月二十六日から営業を開始しており、豚肉や鶏肉を中心にした炭火料理を基本メニューに据えている。店舗面積は約百八十一平方メートル。客席数は八十席で、うちテーブル席が四十一席、掘り炬燵式座敷席が三十席、 カウンター九席となっている。十一台の収用可能な駐車場がある。営業時間は午前十一時から午前五時まで。客単価は三千円弱。
 同社は一九七三年一月の創業、一九九五年十月の設立。資本金一千万円。従業員三十人。「ペペチーノ」を八店舗のほかカレー専門店「二重丸」、ラーメン店「らーめん筑後屋」「船津商店」「朝日や」を展開している。二〇〇三年十一月期の売上高は十七億円。
 伊藤社長は福岡県飯塚市出身で、一九四七年六月二十六日生まれの五十七歳。福岡県立稲築高校卒。趣味は食べ歩き、読書。

2004.9.28 発行 週刊経済より