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3R推進功労者等表彰で環境大臣賞受賞 トータルケア・システム


紙おむつリサイクル事業評価

使用済み紙おむつのリサイクル事業を展開するトータルケア・システム㈱(福岡市博多区井相田1丁目、長武志社長)は10月23日、リデュース・リユース・リサイクル推進協議会が主催する「令和2年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」で環境大臣賞を受賞した。
1992年度にスタートし、リデュース(発生抑制)・リユース(再使用)・リサイクル(再資源化)に率先して取り組み、継続的な活動を通じて顕著な実績を挙げている事業所や地方公共団体などを表彰し、活動を奨励することで循環型社会の形成推進を図るもの。同社は使用済み紙おむつを焼却処分するのではなく、薬剤によってパルプやプラスチックなどを回収する水溶化処理技術を活用することで、資源の再利用とともに二酸化炭素排出量の削減に寄与している点や、2011年から福岡県大木町と一般家庭からの紙おむつリサイクルを開始し、紙おむつ専用回収ボックスを街角に設置するなど地域社会における取り組みなどが評価された。長社長は「福岡県からの推薦受け、今回の受賞に至った。15年間の使用済み紙おむつのリサイクルを通じて、まちづくりにも携わっている点などが評価されたと感じる」と話している。
同社は2001年11月設立。資本金1億8500万円。売上高約3億円(20年9月期)。従業員18人。

2020年11月17日発行