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3D地図データのオンライン提供開始 ゼンリン
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3タイプ4プランの料金設定
住宅地図メーカーの㈱ゼンリン(北九州市戸畑区中原新町、髙山善司社長)は4月10日から、3D地図データのオンライン提供サービスを開始した。
3D地図データは同社の詳細地図情報と、全方位カメラ搭載の専用車両で計測したデータにより、現実の街を3D化したもので、現在は国内21都市を整備。また、同社の詳細地図情報と国土地理院が公開している全国の地形データを組み合わせ、建物の形状と階数情報をもとにモデル化した広域3次元モデルデータも揃えており、建設、自動車、ゲームやVRコンテンツ制作などの業界で活用されている。これまで、この2種類の地図データをDVDなどの記録媒体で販売してきたが、新たにクラウド経由での販売を開始。
オンラインサービスでは年間契約の場合、任意の範囲指定が可能となるほか、利用ソフトに最適な仕様でダウンロードできるという。また、完全従量課金制に加えて、利用用途や使用量に応じた年間契約の完全使い放題制、チケット制の3タイプ4プランの料金設定を設けている。同社では「3D地図データの必要な範囲と仕様を指定するだけで、クラウド上でフォーマット変換された3Dデータを顧客の利用ソフトに最適な形でダウンロードでき、ニーズへのスピーディーな対応が可能となる」としている。
同社は1948年2月創業、1961年4月設立、資本金65億5764万円、従業員数は2005人。
2019年5月1.8日合併号