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3Dプリンターによる住宅供給目指し提携 大英産業


週刊経済2022年8月9日発行

兵庫県のセレンディクスと

地場マンションデベロッパー大手の大英産業㈱(北九州市八幡西区下上津役4丁目、大園信社長)は7月20日、3Dプリンターによる住宅開発を手掛けるセレンディクス㈱(兵庫県西宮市、小間裕康社長)と業務提携したことを発表した。
セレンディクスの「世界最先端の家 sphere(スフィア)3Dプリンターで家は24時間で創る」プロジェクトに賛同した大英産業が、セレンディクスの3Dプリンター住宅の福岡県内における販売会社として展開していくもの。日本初の3Dプリンターを使用した住宅「sphere」は、球体の形状をしており、物理的に強度が高いうえに、表面積が少なく建築資材の無駄を最小限に抑えられるため、約100㎡で300万円の価格帯での販売を目指す。また工期も世界最先端のIOT、AI技術を取り入れたロボット(3Dプリンター)を用いた住宅開発により、24時間以内の工期で家を作ることが可能という。大英産業では分譲マンションや戸建て住宅、中古住宅に次ぐ新たな価値として、低コストで強固な建物を所有できる3Dプリンター住宅の供給することで、「住まい」の提案だけでなく、新たな活用法による事業領域の拡大・収益拡大を目指す。
セレンディクスは2018年8月設立、資本金は500万円。