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35階建て再開発ビルが完成  JR久留米駅前第一街区再開発組合    マンション契約7割超


 JR久留米駅前第一街区再開発組合(久留米市城南町、緒方久蔵理事長)が07年12月からJR久留米駅前(同市中央町)に建設していた35階建て再開発ビルが、2月26日に完成した。
 再開発ビルは、来年3月の九州新幹線全線開業を見据え、駅前の地権者や大手ディベロッパー・株式会社大京(東京都渋谷区、田代正明社長)、NTT都市開発(東京都千代田区、三ツ村正規社長)などが参加する同再開発組合が、総事業費約93億円をかけ、マンション中心の再開発ビルとして整備していた。地上35階・地下1階建てで、敷地面積は4789平方m、延べ床面積は4万1331平方m。地上からの高さは約120メートルで、筑後地域では最も高いビル。階層構成は、地下1階が駐車場(約300台)、1階が店舗・業務施設、2階が駐輪場(約570台)、3階から35階までを277戸の住居部分。うち272戸を株式会社大京が分譲マンション「ザ・ライオンズ久留米ウェリスタワー」として08年10月から販売している。分譲マンションの間取りは1LDK~4LDKで、専有面積は53・5平方m~160・7平方m。3月16日からの入居開始を予定している。株式会社大京九州支店によると、2月末までの契約件数は7割超に達しているという。九州支店業務課の白木徹課長は「リーマンショック以降、全体的に需要が伸び悩んでいる中でも、計画通り順調に進んでおり、週末には100人くらいの方が見学に来られている。9月上旬までには完売を目指していきたい」と話している。JR久留米駅と周辺では、現在、新幹線開業に伴う在来線駅の橋上化工事をはじめ、東西自由通路や駅前広場の整備が進んでおり、35階建て再開発ビルは、駅東口のランドマーク施設に位置付けられている。