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31億円かけ博多工場に製造設備を新設  アサヒビール


ビールテイスト清涼飲料を製造

アサヒビール㈱(東京都墨田区、塩澤賢一社長)は7月21日、博多工場(福岡市博多区竹下3丁目)にビールテイスト清涼飲料の製造設備を新設すると発表した。設備投資額は約31億円。
現在、博多工場では「アサヒスーパードライ」や「クリアアサヒ」を中心としたビール類を製造しており、既存建物内への設備新設で、新たに「アサヒドライゼロ」などのビールテイスト清涼飲料を年間100万箱製造することが可能になる。現在ビールテイスト清涼飲料を製造している工場は福島工場、茨城工場、吹田工場で、新たに博多工場で製造を開始することで生産物流体制の平準化やトラック輸送距離の短縮を図る。新ライン稼働後は、年間のCO2排出量が約560トン削減できる見通し。新設備は8月着工、来年5月の稼働を予定している。
同社では「現在は吹田工場で生産したビールテイスト清涼飲料を博多工場経由で出荷しているが、博多工場での製造・出荷体制が整うことで、九州・山口エリアへの物流面の効率化が見込める」と話している。

2020年8月4日発行