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31億円かけアイランドシティに物流施設 九州日新
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完成予定は来年8月
総合物流業の㈱九州日新(福岡市東区多の津1丁目、中谷文治社長)は、アイランドシティ(同区みなと香椎3丁目)に5階建て物流センターを建設している。総工費は31億円、完成予定は来年8月。
名称は「九州日新アイランドシティロジスティクスセンター」。場所は青果市場(ベジフルスタジアム)の奥、外貨コンテナターミナルの北側のD区画。今年、親会社である㈱日新(横浜市、筒井雅洋社長)が福岡市から用地を取得、九州日新が施設の建設、運営を受け持つ。敷地面積は1万4702㎡。鉄骨造5階建て(倉庫4階建)で、延べ床面積は2万1951㎡。冷蔵、定温、常温の3パターンの倉庫に加え、保税エリアや書庫エリアなどを備える。出入口はトラック用4カ所、自動車用1カ所で、建物の両面にトラックバース(積卸用スペース)を設けるとともに、西側のバースは強風対策として屋内型になるのが特徴。アイランドシティという立地上、食品や自動車部品、半導体部品など輸出入関連の貨物を中心に取り扱う予定で、すでに約1/3のスペースは大手物流会社の入居が決まっている。
九州日新は日新の百%子会社として2003年6月に設立。資本金は5000万円。倉庫業、一般貨物運送業を主業務に、通関・国際貨物輸送、引越業、機密文書リサイクル処理などを手がける。売上高は約20億円、従業員数は約100人。
日新は1938年に川崎市で「日新運輸㈱」として創業・設立。資本金は60億9726万円。東証1部上場の独立系の総合物流業で、事業構成は国際物流約60%、国内物流約20%、旅行その他が約20%。連結売上高は2012億900万円(2018年3月期)。
2018年9月26日発行