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31・1%増の137億4100万円 福岡市内4百貨店の8月売上高


週刊経済2022年10月4日発行

身の回り品など好調

福岡市内4百貨店の8月売上高は、前年同月比31・1%増の137億4100万円で11カ月連続のプラスとなった。
日本百貨店協会発表の「百貨店売上高」概況によると商品別では、身の回り品が37億7200万円(45・4%増)、雑貨が36億8300万円(33・6%増)、衣料品が24億5700万円(30・8%増)、食料品が27億3300万円(16・7%増)、家庭用品が4億1800万円(27・5%増)、食堂・喫茶が1億5700万円(66・6%増)だった。昨年の緊急事態宣言等による営業制限や8月中旬の西日本を中心とした大雨の反動などを理由に前年実績を上回った。また、ラグジュアリーブランドや時計、宝飾品などの高額品は引き続き好調だった。(金額は10万円以下を四捨五入)。
福岡を除く九州・沖縄の百貨店(13店舗)においても134億4900万円(15・6%増)で2カ月ぶりのプラスとなった。商品別では、食料品が44億5千万円(12・8%増)、衣料品が32億9300万円(19・8%増)、雑貨が24億6400万円(15・2%増)、身の回り品が18億1400万円(18・9%増)、家庭用品が7億200万円(6・9%増)、食堂・喫茶が4億円(33・2%増)だった。
さらに全国の売上高は、26・1%増の3494億円と6カ月連続で増加した。衣料品や靴、鞄などのファッション雑貨は盛夏アイテムに加え秋物商材に動きがあったほか、新学期開始や学校受験、ブライダル、法事などの時節的ニーズに伴い、スーツなどのフォーマル関連も好調だった。そのほか、生鮮食品は不漁や葉物野菜の高騰などで苦戦したが、前年比ではプラスに転じた。

表はこちらから。