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30億円かけた新工場が完成 丸東産業


週刊経済2023年4月25日発行

生産能力10〜20%増

包装資材製造の丸東産業㈱(小郡市干潟、菅原正之社長)は、約30億円をかけて同所に建設していた複合フィルム製造の新工場が完成。今年5月に稼働する。
建物は本社敷地内の福岡第一工場の隣接地2951㎡に建設。4階建てで、延床面積は6110㎡。同社主力の複合フィルムは食用や医薬品、日用品、トイレタリーなど幅広い分野で引き合いが多く、近年は売り上げも堅調に推移。個食などライフスタイルの変化を受けて、今後は個包装化の需要が高まると見ており、新工場で10〜20%の増産を図るほか、新商品の研究開発拠点に位置づける。同社では「生産の自動化による省力化を図るほか、太陽光発電設備を新設し、脱炭素社会に向けた取り組みも進めていく」と話している。
同社は1947年3月設立。資本金18億700万円。売上高は181億3600万円(23年2月期)。従業員319人。福岡証券取取引所上場。久光製薬㈱と凸版印刷㈱の持分法適用関連会社。