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3社から4・5億円の第三者割当増資を実施 ウェルモ


東京・霞が関オフィスへの本社機能移転も検討

介護事業者向けシステム開発の㈱ウェルモ(福岡市博多区博多駅東1丁目、鹿野佑介社長)は6月4日、独立系VC・フェムトパートナーズ㈱(東京都渋谷区、松原一平社長)など3社を引当先とする4億5000万円の第三者割当を実施した。
引受先は他にミクシィ系VCのアイ・マーキュリーキャピタル㈱(東京都渋谷区、新和博社長)、シグマクシス系VCの㈱SXキャピタル(東京都港区、近藤秀樹社長)。今回の増資で、ケアプラン作成をサポートする人工知能「CPA( ケアプランアシスタント)」の製品化を進めるとともに、介護情報提供サービス「ミルモ」の関東都心部への展開を加速、さらに児童発達支援・放課後等デイサービス「UNICO」の拠点拡大に取り組む。同社では関東圏での事業拡大に備え、今年度中に東京都の霞が関オフィスへの本社機能の移転も検討している。同社では「ミルモサービスは東京都、福岡市近郊で約1・5万件の介護事業所データを提供しており、福岡市においては対象の介護事業所の約8割で導入されるなど高い利用率を誇っている。今後はAIの製品化と実証を加速させるとともに、関東圏での事業展開に注力することで、より広い地域での利用者本位に向けた情報支援をしていきたい」と話している。
同社は2013年4月設立。従業員数47人。ミルモは居宅介護支援事業所・地域包括支援センター向けに介護保険内外のサービスの検索・登録・管理機能を設けたWebシステム。検索カテゴリーとキーワードから、利用者に適した支援やサービスを検索でき、Webサイト、専用タブレットと冊子などで閲覧が可能。

2018年6月12日発行