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3期連続の増収増益で過去最高業績更新 グッドライフカンパニー


経常益は同40%増の5億2700万円

投資用賃貸マンションの企画開発・販売・運営の㈱グッドライフカンパニー(福岡市博多区博多駅南1丁目、高村隼人社長)の2018年12月期連結決算は、売上高が前期比14・6%増の29億5600万円、経常利益が同40・3%増の5億2700万円の3期連続増収増益だった。売上高、経常利益ともに3期連続で過去最高を更新した。
同期より投資用賃貸マンションの建売販売を開始したことが増収に貢献。さらに前の期における土地の仕入れが順調だったことから大幅な増益を達成した。事業別に売上高を見ると、物件の企画、開発のアセットマネジメント事業は、建売を始めたことで同18・2%増の25億7500万円。賃貸仲介・管理のプロパティマネジメント事業は、管理戸数が増加したものの、前の期にあった復興関連需要が減り通常値に戻ったため、同4・8%減の3億8100万円となった。
今後は福岡市中心部から人口増加が見込める東区や春日市へターゲットエリアを拡大していく方針で、2019年下期をめどに九州圏内もしくは関東での拠点開設を予定している。今期は売上高36億6500万円、経常利益5億5000万円を見込む。
同社は2008年6月に熊本市で設立。資本金2億8400円、従業員46人。2014年に福岡支社を開設し、17年12月に本社に格上げした。賃貸マンションを完成後に販売するのではなく、用地をオーナーに先行販売し、企画設計サービスを提供することでオーナーが建築主として施工会社と契約する販売スキームが特長。在庫リスクが少なく、積極的な用地仕入れが可能で、創業以来10年間で熊本・福岡を中心に82棟の実績を持つ。子会社は㈱安心入居サービス。2018年12月に東証ジャスダックに上場した。

2019年2月26日発行