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3月2日に東証一部昇格  イフジ産業    二部上場から約5年


 粕屋郡粕屋町戸原東2丁目の業務用液卵メーカー・イフジ産業株式会社(藤井宗徳社長)は、3月2日付で東京証券取引所市場第二部から第一部に指定替えになった。
 同社は独立系トップの液卵メーカーで、藤井徳夫会長が1964年4月に創業。設立は72年10月で、73年には現在地に福岡(本社)工場を開設した。その後、関東(茨城県水戸市)、名古屋(愛知県安城市)、関西(京都府綴喜郡井手町)と次々に工場を開設。2001年8月ジャスダックに上場し、09年には調味料メーカーの日本加工食品株式会社(東京都千代田区神田北乗物町)の株式を取得しグループ化した。11年8月福岡証券取引所に上場し、翌年5月東証二部に上場。資本金は4億5500万円で、従業員は105人(臨時従業員除く)。16年3月期連結売上高は144億7800万円、経常利益は6億6500万円で、2期連続の増収増益。今期売上高は同2・7%減の140億8800万円、経常利益が同1・9%増の6億7700万円の見込みで、3期連続の増益と販売数量の4期連続過去最高を見込んでいる。藤井社長は「一部に指定替えになったからといっても、特別に何かが変わるわけではない。これまで以上に業績の安定、向上を目指し、やるべきことを着実に進めていきたい」と話している。