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3月末時点の進ちょく状況は約65% 糸島市泊土地区画整理事業


週刊経済2023年8月17日発行号

5月から保留地の宅地販売

糸島市泊土地区画整理組合が進めている土地区画整理事業の進ちょく状況が、3月末までに約65%に達したことが分かった。
同地区は九州大学伊都キャンパス南側で、区域面積は約10・9ヘクタール。うち保留地面積は約3・5ヘクタールで、住宅用地として131区画を整備する。総事業費は約21・2億円。主な土地利用は戸建住宅、集合住宅、日常生活利便施設を予定している。2021年4月に組合が設立され、同年7月に事業協力企業との合同調印式を実施。仮換地指定を経て同年12月に保留地売買契約、昨年1月に起工式を開いていた。保留地は住友林業㈱、㈱ユー・エム企画(販売代理・積水ハウス㈱)、㈱谷川建設、ミサワホーム九州㈱、㈱中野建設の5社が「キャンパスタウン糸島」として宅地販売する。131区画のうち約48%が完成し、今年5月から、第1期分の64区画を販売している。今後は、来年4月頃に第2期分(2工区)の66区画、同年10月頃に第3期分(3工区)の1区画を販売する予定。3工区は来年8月に工事完了・同年11月に引き渡し予定で、工区内の商業地には生活利便施設の立地を計画している。居住開始(まちびらき)は24年、事業完了は26年度末の予定。
糸島市では、同地区を長期総合計画や都市計画マスタープランなどで「九州大学連携地域」に位置付け、研究活動と関連する企業や研究所の従業者、大学関係者などの居住の受け皿となるまちづくりを推進している。計画人口は約800人(約250世帯)。