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3月期売上高は3・6%増の525億3100万円 サニックス
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環境資源開発の伸びで経常2・2倍増
環境衛生業㈱サニックス(福岡市博多区博多駅東2丁目、宗政寛社長)の3月期連結決算は、売上高が前期比3・6%増の525億3100万円、経常利益は約2・2倍の25億9200万円で増収増益だった。
当期は、太陽光発電のSE(ソーラー・エンジニアリング)事業部門、一般家屋向けのHS(ホーム・サニテーション)事業部門、ビル・マンション等法人向けのES(エスタブリッシュメント・サニテーション)事業部門、プラスチック燃料、発電事業等の環境資源開発事業部門が伸びて増収、利益面では、前期に環境資源開発事業が北海道胆振東部地震の影響を受けた反動で、当期は大幅な増益に転じ、営業利益は約2・3倍の27億9100万円、当期純利益は7・7倍の18億5千万円と大きく伸びた。
事業部門別では、SE事業部門は太陽光発電システムが伸び、売上高は5・3%増の151億9500万円となったが、棚卸資産評価損を6億4400万円計上したため営業利益は25・1%減の9億100万円。HS事業部門は、売上高は4・5%増の112億3500万円と増加したが、営業利益は人員増によるコストが増加して7・6%減の20億6100万円。ES事業部門も17・4%増収の22億6100万円だったが、営業利益は人員増によって1・9%減の2億8100万円となった。
環境資源開発事業部門は、プラスチック燃料、発電所売り上げ、埋立処理が伸びて売上高は18・7%増の167億5900万円、営業利益は約8・2倍の34億8300万円と大幅に伸びた。電力小売等のエネルギー事業部門は、売上高は13・9%減の91億3200万円、営業損益は4億8500万円の損失(前期4億1200万円の利益)となった。
今期の業績予想については、新型コロナウイルス感染拡大による影響の算定が難しいことから決算発表時点では未定、予想が可能になった段階で公表するとしている。
2020年6月30日発行