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3月、診療科目拡充し那珂川市に新築移転 ちくし那珂川病院
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週刊経済2021年1月26日発行
呼吸器や外科を新設
社会医療法人喜悦会が運営するちくし那珂川病院(筑紫野市二日市中央、渡邊昭博院長)は那珂川市仲に新築移転する。開院は3月1日、外来診療は3月3日から開始する予定。
既存施設の老朽化などを踏まえ、新病院の建設を決めた。場所は市の複合施設・ミリカローデン那珂川の隣地で、敷地面積約1万㎡、延床面積約7000㎡。病床数は旧病院の111から99に減少する一方、設備・機能面の大幅な充実を図るという。診療科目は従来からの内科、消化器内科、糖尿病内科、循環器内科、リハビリテーション科に加え、呼吸器内科、呼吸器外科、外科を新設。設備面では、従来の16列CTから大幅に機能が向上した64列CTやマンモグラフィーなどを新たに導入するほか、これまで外注してきた血液検査を内製化する設備・環境を整える。また、健診専用のスペース、オペ室、救急外来に対応できる処置室などを新たに設けており、旧病院では扱っていなかった救急や手術などの領域も、段階的に手掛けていく計画。
同病院の高橋事務長は、「地域に根差した、地元住民に愛される病院を目指していく」と話す。病院内の売店では地元産品を販売する計画もあるほか、地域のイベント等を開催するコミュニティ機能も担っていきたいと考えていてる。