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3回目のオープンイノベーションプログラムを開催 QTnet


週刊経済2022年9月13日発行

10月末までアイデア募集

九電グループの情報通信事業会社、㈱QTnet(福岡市中央区天神1丁目、岩﨑和人社長)は9月1日、スタートアップ企業などと新たな事業を共創する公募型のオープンイノベーションプログラム「TSUNAGU(つなぐ)2022」を開催すると発表した。
同プログラムはスタートアップ企業や個人などからさまざまな分野の優れたアイデアを募集し、同社の経営資源を活用した新たな事業・サービスを共創するもので、今年で3回目。デジタル技術を活用した新しいサービスやビジネスモデルにとどまらず、「自信と熱い思いに満ちた斬新な技術・アイデアを広く募集し、九州、さらに日本をリードする新しい事業・サービスを創り上げていきたい」という。最優秀賞(1件)には100万円、優秀賞(2件)には各30万円を贈呈するほか、実証実験の共同実施や業務提携、資本提携など方法での協業を想定している。
応募資格は同社やグループ会社と協業を希望する企業・大学・個人。テーマやジャンルは不問だが、同社が積極的に取り組む分野はAI、VR・AR・メタバース、DX、eスポーツとしており、特設サイトから説明会への参加申し込みや1次選考応募へのエントリーができる。募集期間は9月1日~10月31日。これまでと同様に一般社団法人StartupGoGoの協力の下、アイデアの独自性などを選考基準に、11月上旬の1次選考(書類審査)、12月上旬の2次選考(プレゼン審査)、メンタリング(QTnet社員とのブラッシュアップ)を経て、12月19日に最終選考し、1月11日に発表する。数多くの応募を募るため、9月中に説明会を昨年の東京、福岡に加えて名古屋でもオンライン・オフライン同時開催する。問い合わせは同社の新規事業開発部署「YOKA(よか)プロ部」まで。