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3億円投じ熊本県長洲町の農園を拡張 有明商事
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来年をめどに2ヘクタールに
運輸・海運や製紙、農業・食品事業などの有明商事㈱(大牟田市不知火町2丁目、田畑和章社長)は来年をめどに、土地代を含め約3億円を投じ、熊本県玉名郡長洲町の関連会社、有明生コンクリート㈱長洲工場の隣接地1・5ヘクタールを購入し、農園を2ヘクタールまで拡張する。
同社は2010年に熊本県長洲町の認定農業者を取得し、関連会社工場内の0・5ヘクタールにまたがる敷地でトマトの自社生産を開始し、アグリビジネスに参入。今年4月には農業法人㈱有明ファーム(熊本県玉名郡長洲町清源寺、田畑博幸代表)を設立し、同ビジネスの運営を同社に移管している。農園拡張後は年間で現在の4倍となる生産量約400トンを目指し、売上高は約1億円を目指す。
田畑社長は「独自の生産システムや多額の設備投資で、他の農業従事者と差別化を図り、多くの消費者に安心かつ高品質の商品を提供していきたい」と話している。
有明商事は1899年創業。資本金6000万円。従業員数80人。2018年3月期のグループ合計売上高は120億円。田畑社長は大牟田市出身。1978年6月16日生まれの40歳。東京工業大学大学院理工学研究科(修士)修了。趣味は写真、読書。
2018年7月3日発行