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3億円投じ久留米市内の全幹線を光ケーブル化 CRCCメディア 9月めど30Mサービス開始


 ケーブルテレビ・同インターネット業の株式会社CRCCメディア(久留米市合川町、中冨舒行社長)は、久留米市内の既設ケーブル網の光ファイバー化を進め、九月をめどに全幹線光ファイバー化する。
 これは近年の超高速インターネット時代に対応し、加入者の囲い込み及び拡大が狙い。敷設工事の総投資額は約三億円。昨年九月にケーブル網を拡大した鳥栖市と、同じく十二月に拡大した大善寺地区や宮の陣地区、〇〇年三月に合併した柳川・大川両市などの他地域では、すでに光ファイバーが敷設されており、久留米市内の旧敷設地域のみが残っていた。九月からは、これまでの「いっぱい三M(メガバイト)」コース(月額三千六百五十円)と「ときどき一二八M」コース(同一千百円、いずれも基本料・モデム使用料別途)、ビジネス用の「おしごと三M」コース(同二万八千円)に加え、三〇Mの超高速インターネットコースを設ける予定。
 現在の接続世帯数は三万五千戸、ケーブルテレビのチャンネル数は映像五十二チャンネル、FM五チャンネル。サービスエリアは久留米市、大川市、柳川市、鳥栖市。
 同社は一九八八年八月設立、九〇年十月創業、資本金十五億六千五十万円、従業員数二十二人。〇三年二月期の売上高は七億四百万円、経常利益は二千九百万円で創業以来初の黒字決算。主要株主は久光製薬株式会社、株式会社筑邦銀行、株式会社佐賀銀行、株式会社福岡銀行、株式会社西日本銀行、株式会社福岡シティ銀行、久留米市、鳥栖市、久留米運送株式会社、凸版印刷株式会社、日本電気株式会社、株式会社電通、株式会社栄電舎、ほか。

2003.07.15 発行 週刊経済より