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3億円かけ205年ぶりに本殿建て替え 鳥飼八幡宮


週刊経済2022年9月6日発行

完成予定は今年12月

宗教法人鳥飼八幡宮(福岡市中央区今川2丁目、山内圭司代表)は敷地内の本殿を立て替えている。完成予定は今年12月。工事費は3億円。
遷宮の一環として205年ぶりの新築で、昨年10月に着工。境内の敷地面積は8264㎡。本殿は木造、拝殿は鉄筋コンクリート(RC)造りを初めて取り入れ、延べ床面積は163㎡。「常若と永久」をテーマに岡山県犬嶋から船で運び込んだ拝殿は巨石10柱で囲み古式ゆかしい形式を採用したほか、神殿は今回新たにオランダの茅葺きに葺き替えた設えで神社としては珍しい造りを取り入れた。
山内宮司は「既存の枠にとらわれず、新しい神社の形を表現した。自らの決意を御神さんに伝え、生まれ変われる場所として繁栄させていく」と話している。