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3・7%増収の195億3427万円  にしけい


人件費増で経常利益は微減

地場最大手警備業、㈱にしけい(福岡市博多区店屋町、折田康徳社長)の2018年3月期決算は、売上高が前期比3・7%増の195億3427万円、経常利益は0・4%減の11億3420万円だった。
全部門の売り上げが伸びて増収となったが、人件費などの増加でわずかに減益となった。部門別に見ると、一般部門の売上高は機械警備、施設警備、警備機器販売等の増加で1・6%増の107億8702万円、空港保安部門も単価値上げなどで6・6%増の60億7342万円、現金輸送部門も新規業務の受注などで6・2%増の26億7382万円と前年を上回った。
今期も機械警備、常駐警備、販売、現送の受注増加、空港部門の単価値上げによる増収を見込み、売上高は0・7%増の196億7026万円、経常利益は社員の処遇見直しによる人件費の増加や昨年開設した金融事業本部の新拠点など大型設備投資の減価償却費等を見込んで、29・5%減の8億円と増収減益を予想している。

2018年6月26日発行