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3カ年新中計で新規ビジネス拡大へ 筑邦銀行


週刊経済2021年4月6日発行

経営理念を変更

筑邦銀行(久留米市諏訪野町、佐藤清一郎頭取)は4月1日、2024年3月期までの3カ年の中期経営計画を策定。経営理念を変更し、既存ビジネスのほかに、新たなビジネスに注力する。
超低金利や人口減少、異業種参入の増加など厳しい先行きを見据えた行内改革に着手する。新経営理念は「動かす人は活躍する組織」「ベストパートナーへの挑戦」「正しい倫理観がすべての出発点」の3点。期間中のスローガンは、「人、まち、地域を『動かす人』がいる銀行へ」。
新中計は預金貸出業務などの「既存ビジネスの深化」、資産形成支援・事業承継支援・地域商社による地域課題の解決支援、デジタル化支援などの「新たなビジネスへの挑戦」、それを可能にするための人材育成・ブランディングの徹底などの「強靭な経営基盤の構築」の3つを重点取組項目に掲げる。同行では「お客さまの懐に飛び込んでいくためにまずは、行員が変わっていかなければならない。新たな時代の人材に支えられながら、新ビジネスにどんどん挑戦していきたい」と話している。