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24年3月期決算予想を上方修正 イフジ産業


週刊経済2023年8月22日発行号

価格改定、コスト削減で利益増

業務用液卵メーカーのイフジ産業㈱(糟屋郡粕屋町戸原東2丁目、藤井宗徳社長)は8月9日、2024年3月期連結決算の経常利益、営業利益を上方修正した。
販売価格の改定や原料調達、製造コストの削減を進めた結果、経常利益と営業利益、純利益が予想数値を上回る見込みとなった。これにより期首と比べ経常利益は9・9%増の17億9800万円、営業利益は11・6%増の18億4400万円、純利益は28・6%増の14億4千万円となる。売上高は、調味料関連事業は順調に推移するものの液卵関連事業において鶏卵の供給不足の解消が進むことで鶏卵相場が下降し、販売数量も当初予想よりも減少することが見込まれることから据え置く。
同社は1972年10月設立。資本金4億5500万円。従業員は114人(23年3月末時点、臨時従業員除く)。