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23年5月期売上高、経常利益ともに上方修正 ヤマシタヘルスケアHD


週刊経済2023年4月25日発行

経常利益は予想約2倍の11億に

医療用機器・消耗品卸業のヤマシタヘルスケアホールディングス㈱(福岡市博多区下川端町、山下尚登社長)は、2023年5月期の連結決算予想を上方修正した。
前期に新型コロナの感染拡大などにより減少していた検査・手術件数の回復による診療材料の売り上げが想定より回復・増加したことや新型コロナ検査試薬やPPE(個人防護具)の消費が継続したことなどで売上高、利益ともに予想を上回る見通しとなった。これにより期首予想と比べ、売上高は531億1700万円から556億5100万円に、経常利益を5億6600万円から11億300万円に、営業利益を5億2500万円から10億4900万円にそれぞれ上方修正した。
純利益については、連結子会社の取引先で生じた債権の全額6億1100万円を取立不能見込額として貸倒引当金を設定し、特別損失の貸倒引当金繰入額として計上したため、期首予想の3億9500万円から1億9800万円に下方修正した。