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23年1月期までに売上高105億円目指す新中計 コーセーアールイー


首都圏での年2棟の仕入れ体制を構築

マンション開発業の㈱コーセーアールイー(福岡市中央区赤坂1丁目、諸藤敏一社長)は、2021年1月期からの新3カ年中期経営計画を策定し、最終年度の23年1月期までに売上高が、20年1月期比15・9%増の105億円、経常利益は23・3%増の7億9300万円を目指す。
当中計では事業環境の悪化を想定し、「堅確で誠実な経済活動の実践」、「持続可能な企業成長」、「柔軟な収益体質への変革」目指す。ファミリーマンション事業では、福岡市都市圏を中心に収益を確保できるプロジェクトの推進、および首都圏での年間2棟の仕入れを確保できる体制を構築。投資用マンションの開発では、21年1月期の大型物件の供給に伴い、販売のペースアップを図るとともに、物件ブランド評価が高まるような長期的な顧客拡大に力を入れる。賃貸管理事業では自社管理物件も含めた管理戸数を増やし、賃貸募集の早期完了および空室率3%台の維持に努める。ビルメンテナンス事業は、増加する管理物件の対応に伴う増員、マンション管理システムや24時間受付システムの導入を計画している。同社では「マンション開発のみならず、総合不動産業として関連ビジネスにも果敢に挑戦する風土を築きたい」と話している。
2020年1月期連結決算は、売上高が前年同期比25・5%減の90億5506万円、経常利益が同58・3%減の6億4354万円だった。

2020年3月31日発行